脳せきずい液中のオステオポンチンに関する疾患比較研究について

脳せきずい液中のオステオポンチンに関する疾患比較研究について

全身性エリテマトーデスとは、皮ふ、腎ぞう、脳神経など、全身に症状があらわれる病気です。その一部にみられる「神経精神ループス」は、ステロイドなどの治療の効果が乏しい場合、生命にかかわり、また後遺症を残すことがあるため、診断・治療を改良する研究が望まれています。「患者さんへの説明補助イラスト」をご参照ください。

 京都大学 免疫・膠原病内科を中心とするチームでは、神経精神ループスの脳せきずい液における注目分子「オステオポンチン」の意義について研究し、これまでに成果を得ました。神経精神ループスで、脳せきずい液中のオステオポンチンが多いことがわかりました。しかし、次の課題として、神経精神ループス以外の脳神経の病気でも多いのかを調べる必要があります。そのため、京都大学 脳神経内科学と協力し、下記の脳神経の病気(表1)の脳せきずい液中のオステオポンチン濃度を測定します。

 2001年以降に脳神経内科で検査目的に採取され、その際に、研究目的での保存と将来の別の研究への使用について文書でご同意をいただき保存させていただいた脳神経の病気(表1)の患者さん約30名の保存された脳せきずい液1名あたり約0.2 mLを用い、オステオポンチン濃度を測定します。この際、患者さんの「病名」だけを用い、その他の情報(表2)は用いません。

 この研究の計画について、京都大学医の倫理委員会による審査・承認を受けております(課題名:「神経精神ループスにおける髄液オステオポンチンの研究」)。

この疾患比較研究を実施するにあたり特定企業との利害関係はありません。

 研究参加による利益はありません。予想される研究成果は医学上は有用ですが、協力いただいた個々の患者さんにとって利益はありません。

 研究参加による不利益も、ありません。過去の凍結保存サンプルを用い、病名以外の情報(表2)は使用しません。個人を特定できるようなデータ使用はありません。研究成果が発表される際も、個人が特定されるようなデータの開示はありません。患者さんの費用負担は、ありません。

 参加を希望されない場合の不利益は、今後の診療においても一切ありません。参加を希望されない場合は、下記の窓口にご連絡ください。本研究から当該患者さんのデータを抹消し、上記約0.2 mL髄液の余りが再測定目的で保存されていた場合は廃棄します。

 本研究は2022年3月31日まで行い、終了後、再測定目的で保存されていた上記約0.2 mL髄液の余りは廃棄します。

 研究に関するご質問は、下記の窓口にお問い合わせください。

 

ご質問 ・ 研究参加を希望されない方への窓口

・相談窓口:京都大学医学部附属病院 相談支援センター

 電話:075-751-4748

  E-mail:ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp

 

・京都大学医学部附属病院

免疫・膠原病内科 吉藤 元

電話:075-751-4380 FAX:075-751-4338

(対応可能時間 平日9:00-17:00)

 

 

表1. この研究の対象

京都大学医学部附属病院 神経内科(現・脳神経内科)

または免疫・膠原病内科で診療され、

2001年以降に脳せきずい液を採取された下記の疾患の患者さん

・アルツハイマー病

・運動ニューロン病

・筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)

・脊髄性筋萎縮症(せきずいせいきんいしゅくしょう)

・多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)

・髄膜炎(ずいまくえん)

・脳炎(のうえん)

・正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)

・全身性エリテマトーデス

・神経精神ループス

 

 

表2. この研究で用いない情報

・年齢、性別

・症状、病型、重症度

・使用した治療薬

・治療の時期

・サンプル採取の時期 など

※   病名以外の情報は使用しません。

 

 

脳せきずい液中のオステオポンチンに関する疾患比較研究

(課題名:「神経精神ループスにおける髄液オステオポンチンの研究」)

研究責任者

京都大学医学部附属病院 免疫・膠原病内科

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54 電話:075-751-4380 FAX:075-751-4338

院内講師 吉藤 元

 

髄液オステオポンチン・疾患比較研究・患者説明補助イラスト

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