臨床研究のご案内
当科では安全で有効な診療を目指し様々な臨床研究・治験を行なっています。
大部分の膠原病では副腎皮質ステロイドを始めとしたとした限られた選択肢による経験に基づいた治療を行なわれており、完治へと至る治療方法は確立していません。国の指定難病にも多くの膠原病が認定されており、患者数が少なくまとまった研究が困難な疾患です。そのため、患者さんが集まり設備の整った大学病院での研究が重要となります。規模の大きな研究では他施設が共同して研究を行なうことも通例です。
京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院医の倫理審査委員会で厳重に審査を行い承認されております。臨床研究へのご理解とご協力を何卒よろしくお願い致します。
関節リウマチ
KURAMA コホート
関節リウマチではリウマチセンターと共同で、KURAMAコホートという大規模追跡調査を実施しています。
JAK阻害薬の周術期使用に関する観察研究
【第2版】JAK阻害薬の周術期使用の安全性に関する研究_情報公開文書
全身性エリテマトーデス
Kyoto Lupus Cohort
当科では2018年より全身性エリテマトーデス(SLE)
全身性エリテマトーデス患者における薬剤感受性、再燃、重症化に関与する末梢血免疫異常の検索(RNA発現解析)
全身性エリテマトーデス患者における薬剤感受性、再燃、重症化に関与する末梢血免疫異常の検索(RNA発現解析)
皮膚筋炎、多発性筋炎
Class Project (抗ARS抗体症候群)
Classification Criteria of Anti-synthetase Syndrome (CLASS) Project
筋炎特異的自己抗体測定試薬の開発と基礎性能の検討
抗MDA5抗体測定系(測定法)の開発とその臨床的有用性の検討
抗MDA5抗体測定系(測定法)の開発とその臨床的有用性の検討
血管炎
特定疾患の臨床調査個人票を用いた難治性血管炎の臨床疫学研究
2011年から2018年の間に京大病院 免疫・膠原病内科で血管炎の診療を受けた患者さんへ
その他
膠原病難治性病態の早期診断、病態解明および新たな治療方針確立のための 自己抗体・生理活性物質測定、および細胞免疫機能解析に関する研究
膠原病難治性病態の早期診断,病態解明,および新たな治療方針確立のための自己抗体・生理 活性物質測定,および細胞免疫機能解析に関する研究
各種全身性自己免疫疾患患者血液におけるRNA発現解析,及び血液マーカー解析による疾患プロファイリング研究
特発性間質性肺炎における自己抗体の有用性検討に関する多施設共同研究
自己免疫疾患関連遺伝因子に関する研究
免疫関連疾患の新規診断アプリケーション開発
全身性強皮症の病態解明のための観察研究
免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象の臨床像に関する後方視的研究
ベーチェット病の病態解明のための観察研究