白柏魅怜医員の論文がRheumatology(Oxford)にアクセプトされました。

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Shirakashi M, Nakashima R, Tsuji H, Tanizawa K, Handa T, Hosono Y, Akizuki S, Murakami K, Hashimoto M, Yoshifuji H, Ohmura K, Mimori T.  Efficacy of plasma exchange in anti-MDA5-positive dermatomyositis with interstitial lung disease under combined immunosuppressive treatment. 

Rheumatology (Oxford). 2020 Apr 10. pii: keaa123. doi: 10.1093/rheumatology/keaa123. [Epub ahead of print]

https://academic.oup.com/rheumatology/advance-article-abstract/doi/10.1093/rheumatology/keaa123/5818941?redirectedFrom=fulltext

 

3剤併用療法(ステロイド大量療法、カルシニューリン阻害薬、シクロスフォスファミド)を行った当科の抗MDA5抗体陽性間質性肺炎合併皮膚筋炎の患者さん38人の後ろ向き研究です。

治療開始後に酸素化が改善した人と悪化した人(13人)では、悪化した人にのみ追加療法が行われ、そのうち8人に血漿交換が行われました。血漿交換療法を行われた場合の救命率が高いことがわかりました。

また、治療前の酸素化やフェリチン値、CTの画像のスコア、KL-6の治療4週間の増加率、単球/マクロファージ関連のサイトカインなどが重症度の予測になることが示唆されました。

重症化すると予測される場合は、これらの情報を組み合わせることで早期に血漿交換療法の導入を検討しうると考えられました。

 

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